2021年5月19日facebook投稿より
もう10年近く前になるでしょうか。
もう10年近く前になるでしょうか。
旧鬼無里村の鬼伝説等を研究をされている高橋さんと、私のPNをきっかけに知り合いました。
それから数年後、高橋さんのオーディオブックのサムネイルイラストを描かせていただく機会をいただきました。
イラストを描かせていただいたオーディオブックの内容は、阿波國一宮 天石門別八倉比賣神社の伝承について。
こちらには、天照大神の葬祭が行われた記録が残っており、この地域では八倉比賣こと天照大神は、卑弥呼の事ともされているとのお話に興味を持ちました。
私の父方の出自は徳島なのですが、子どもの頃に行ったきりで詳しい場所は覚えておらず、「私のルーツも阿波なんですよ〜」と、この頃は軽いノリで高橋さんと話していた覚えがあります。
でも、月読伝承を追っていく内に阿波に興味を持ち、その中で「入田(にゅうた)」という地名を見かけて、聞き覚えがあると感じました。
母に確認したところ、やはり父方の郷は入田。
入田は丹生田が転じたともされ、その名の通り、かつては朱が採取されたそうです。
また、大化の改新後には名方郡埴土郷の波爾井の里とも呼ばれていたようなので、土器作りに適した土が採取されたのかもしれませんね。
それからさらに時が流れ、最近になって八倉比賣神社が入田にある事を知りました。
現在の所在地を見ると国府町矢野とあり、入田とは書かれていないので気付きませんでしたが、昔はこの地域も入田村に属し、八倉比賣神社も村内に鎮座していたようです。
入田については、他にも月読や猿田彦に関する事など、興味深い情報が数多く見られましたが、長くなりますので今日はこの辺で。
八倉比賣神社の伝承について興味をお持ちの方は、高橋さんのオーディオブックをお聴きくださいね。